新電力比較への対応と運用コスト削減を両立。API活用で自社UI/UXを活かしたシミュレーション基盤を構築!

会社名:auエネルギー&ライフ株式会社

カテゴリ:電力

インタビュー対象:サービスデザイン部門 UI・UXデザイン部 柴田様、染谷様

auでんき様では、独自開発の電気料金シミュレーションにおいて、他社の新電力を含めたわかりやすい料金提示を実現したいというご要望がありました。しかし、単価・プラン情報・料金ロジックなど管理すべき情報量が多く、運用コストが大きな課題となっていました。

 

そこで、ENECHANGEの料金比較・試算を実現するAPI(シミュレーションAPI)を導入。APIからデータを受け取りながら、UI/UXは自社で高い自由度をもって設計することで、Webやauショップでの提案に最適化したシミュレーションを実現しました。

導入の背景から、初期の正確性検証、接客現場における導入効果について、詳しく伺いました。

ポイント

  • 新電力との比較ニーズに対応するため、ENECHANGEシミュレーションAPIで比較対象プランを拡大
  • API連携に不慣れな状態からでも、マニュアル・サンプルコード提供などのサポート体制により安心して導入へ
  • 画面は自社で、ロジックはAPIで。制作コストを抑え、自社の強み(UI/UX)を活かせる開発体制を実現

まずは、auでんき様が主にターゲットとしているお客さま層や、力を入れているサービスなどを教えてください。

auでんきは、全国に多数展開するauショップが強力なタッチポイントなので、幅広い年齢層のお客さまにご利用いただいております。

携帯電話のご契約などでご来店されたお客さまに対し、あわせて電気のご案内を行う機会も多くあります。

その際、スタッフがタブレットで料金シミュレーションを操作し、電気代の試算結果をその場でお見せしながらご案内しています。

背景・課題

API導入を検討した際の課題・背景を教えてください。

導入前は独自開発のシミュレーションを使っていましたが、比較できるのが旧一般電気事業者(旧一電)のプランのみでした。店頭では「他社の新電力プランとも比べたい」というニーズが多く、それに応えられない状態が続いていました。

また、シミュレーションの更新は制作会社への依頼を通じて行っていたため、確認作業などの工数もかかっていました。加えて、電力に関する専門知識は制作会社側では十分にカバーできず、私たちが知識を補完しながら進める必要がありました。新電力まで対象を広げるとなると、その運用コストがさらに大きく膨らむことが明確だったため、対応に踏み切れずにいました。

選定理由と導入プロセス

ENECHANGEを選んだ決め手を教えてください。

比較対象として想定していた他社のプランが網羅されていたこと、そして料金情報の更新を自社で都度対応する必要がなくなる点が、導入の決め手となりました。検討の早い段階で「これなら実現できる」と確信が持てたことも、意思決定を後押ししました。

APIでデータ提供を受けながら、画面設計は自社で自由にコントロールできる点も魅力でした。

導入初期:APIを使うことに何か不安はありましたか?

最初は正直、チーム内でAPI連携に詳しい人がいませんでした。ただ、ENECHANGEが提供するマニュアル・サンプルコードを読み込むことで、徐々に理解を深めていきました。

初期に不安だったのは「この計算結果が正しいのか」という正確性の検証です。どう確認すればよいか分からない状態でしたが、ENECHANGEから検証手順を説明してもらったことで、照合作業を着実に進めることができました。

その後は仕様への理解が深まり、自分たちだけでも検証できるようになって、安心して運用できる状態になりました。

導入効果

APIを導入した感想や実際に感じられる効果はありましたか?

比較対象とするプランの幅を広げられたことで、店頭で求められていた新電力との比較に対応できるようになりました。結果として、接客時の提案がしやすくなったと感じています。

また、従来は自社で独自に実装していた還元ポイントの計算も、APIで対応できることが分かってからはそちらの導入を進めています。実装・管理の負担が軽減され、運用面での改善を実感しています。

プランの追加・拡張も容易になり、プラン情報の確認・更新にかかる運用コストの削減効果も感じています。

今後のビジョン

今後、強化していきたい領域はありますか?

今後は、取り扱えるシミュレーションの領域をさらに広げ、お客さまの暮らし方や利用状況に応じた、より納得感のある比較・提案ができる環境を整えていきたいと考えています。

お客さまが自分に合ったプランを安心して選べるよう、サービスの充実を継続していく方針です。

料金提示の手法や提案体験のあり方も、今後さらに進化させていく余地があると感じており、変化するニーズに柔軟に対応しながら、より精度の高いシミュレーションと使いやすい提案体験の実現を目指していきます。