Looop社へ電力データ見える化支援サービスの提供開始
エネチェンジ株式会社(本社:東京都墨田区 代表取締役社長:有田一平)は、株式会社Looop(本社:東京都文京区 代表取締役社長:中村創一郎)に対して、SMAP ENERGY Ltd.(本社:イギリス・ケンブリッジ市 共同代表: G Vettigli)が提供するスマートメーターの電力データ解析サービス「SMAP」の提供を開始したことを報告します。
エネチェンジ社は、SMAP ENERGY社の同技術の日本における独占利用権を取得しており、スマートメーターによるビッグデータを活用した電力事業者向けのデータコンサルティング事業を強化して参りました。今回、Looop社に同サービスを導入いただいたことにより、Looopでんきご契約者は、日々の電気使用量を契約者専用マイページを通してご確認いただくことが可能になります。
取り組み概要
Looop社が保有する低圧・高圧需要家のスマートメーターより取得される電力データ解析を、SMAP ENERGY社が提供する「SMAP(Smart-Meter Analytics Platform)」で解析していきます。これにより、Looopでんきでご契約のお客様向けの管理画面で、30分単位の電力消費量の見える化が可能となりました。ご契約者は、ご契約電気の使い方をより正確に把握できるため、省エネ、節電への取組が可能となります。
今後は、電力データ解析を利用した需要予測システム、需要家ごとの利益率分析などへの応用も検討しております。
◎Looopでんき マイページサンプル画面
【SMAPに関する過去のプレスリリース】
【特許取得のお知らせ】スマートメーターデータを活用した消費者の行動変容予測アルゴリズムに関する特許を取得
スマートメーター解析技術でケンブリッジ大学発・産学連携ベンチャーと日本独占契約
スマートメーターとは
従来の機械式メーターに代わり、通信機能がついたデジタル式の電気使用量計測器のことを言います。今までは、検針員が毎月各家庭のメーターを確認し、電気使用量をチェックしていましたが、スマートメーターには通信機能がついているため、30分ごとに電力使用量を電送機能を通じてリアルタイムで送配電会社に送られるためその作業が不要になります。また、導入により電気の見える化が可能になること、通信機能がついているため通電のON/OFFも遠隔でできるようになり、更には停電から復旧までの時間を短縮できるようになります。
【スマートメーター設置状況】
全国平均では約30%、関西電力管内においては2016年11月末時点で約53%と高い設置率になっています。設置完了目標(東京電力管内は2020年度末、その他電力管内の多くは2023年度末)に向けて、着実に設置が進められている状況です。
2016年11月末現在のスマートメーター導入状況 経済産業省公表資料より
SMAP ENERGY社・共同代表:G Vettigliコメント
SMAPの電力データ解析の技術力は、ケンブリッジ大学で培われ、いまでは、イギリス・ドバイ・アブダビ・オマーン・イタリアの電力会社に導入(予定含む)していただくなど、世界中で高く評価をされています。このたびは、日本で第1号案件としてLooop社に導入いただけたこと大変嬉しく思っております。
エネチェンジ株式会社について
「電気を選ぶ」を常識とするため、電力比較サイト「エネチェンジ」を運営しております。「エネチェンジ」は公平・中立な比較サービスとして消費者一人ひとりのライフスタイルにあった電力選びをサポートします。
- 設立
- 2015年4月
英国法人の事業部として2013年12月より運営開始、2015年4月に日本法人として独立
- 代表者
- 有田 一平(代表取締役社長)
- 事業内容
- 電力比較サイト「エネチェンジ」「エネチェンジBiz」の運営
- 電力データの統計・データマイニング・コンサルティングサービス提供
SMAP Energy社について
ケンブリッジ大学発のスマートメーターデータ解析技術を活用し、電力会社向けのデータ解析サービスを提供。
- 設立
- 2016年2月
- URL
- http://smapenergy.com/
- 代表者
- Giuseppe Vettigli
- 事業内容
- スマートメーターデータ解析サービスプラットフォーム「 SMAP」の開発運営