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ENECHANGE創業者、城口洋平が主著者の 「機械学習 (AI) によるスマートメーターデータを活用した時間帯別料金下における電力負荷の変化」に関する論文が、エネルギー分野最高峰の学術誌「Energy」に掲載
ENECHANGE株式会社(本社:東京都千代田区 代表取締役会長:城口洋平、代表取締役社長 有田一平)の創業者である城口洋平が、在学する英国・ケンブリッジ大学での研究をまとめた、電力スマートメーターデータの活用に関する論文「Predicting intra-day load profiles under time-of-use tariffs using smart meter data」が、エネルギー分野では最高峰の一つと言われる査読付学術誌「Energy」に掲載されましたのでお知らせいたします。
論文の要約
タイトル:(原文)Predicting intra-day load profiles under time-of-use tariffs using smart meter data
(訳)「スマートメーターデータを用いたTOU料金下における日中負荷プロファイル予測」
30分単位の粒度で電力負荷を測定できるスマートメーターの設置は、電力会社と消費者の双方にとって価値あるものとなる可能性が高いだけでなく、革新的に業務効率を向上させる可能性も秘めています。中でも、TOU(Time-of-use =時間帯別料金)は、一般家庭のエネルギー消費を最適化するために最も効果的な方法であると認識されています。一方で、デマンドレスポンスに関する研究は数多く存在していますが、時間帯別料金下において消費者がどのように適応するかの実用的なモデル開発は、十分に行われていないのが現状です。
本研究の目新しさは、機械学習(AI)を活用し、スマートメーターのデータから時間帯別料金に参加した場合の、消費者の電力使用量変化を予測する統計モデルを構築したことにあります。検証には、アイルランドの646世帯の時間帯別料金への参加前と後のデータを使用。ランダムフォレスト法を用いて検証した世帯のグループの平均負荷を予測する際のMAPE(平均絶対パーセント誤差)の値は、平日で2.05%、平日のピーク時で1.48%でした。
◎「Energy」に掲載された論文の一部はこちらからご覧いただけます(外部サイト-英語)
掲載された学術誌「Energy」とは
Energyは、エネルギー工学および研究における国際的且つ学際的なジャーナルで、エネルギー分野では最高峰の査読付学術誌の一つと言われています。同誌には査読された信頼性の高い論文のみが掲載されており、エネルギーに関する分析、レビュー、評価のための信頼に足るプラットフォームであることを目指し出版されています。
※Energyジャーナルの説明より
城口洋平プロフィール
ENECHANGE株式会社 代表取締役会長 / 共同創業者 兼 SMAP ENERGY社 CEO
東京大学法学部卒、ケンブリッジ大学工学部博士課程(現在休学中)。ケンブリッジ大学在学中に電力データに関する産学連携研究機関「ケンブリッジ・エナジー・データ・ラボ社」を設立。その研究成果をもとに、ENECHANGE株式会社(日本)とSMAP ENERGY社(イギリス)を創業。2017年6月、両社の代表に就任。 現在は、ENECHANGE株式会社 会長 兼 SMAP社 CEOとして、海外事業と電力データ事業を中心に事業を推進する。その功績が認められ、2017年「Forbes 30 Under 30 Europe」 に日本人として初選出される。
ENECHANGE株式会社について
エネルギー情報に価値を生み出すコア技術「ENECHANGE TECHNOLOGY」を通じて、世界の「エネルギー革命」を推進していきます。
- 名称
- ENECHANGE株式会社
- 所在地
- 〒100-0004 東京都千代田区大手町2-6-2 日本ビル3階
- 代表者
- 代表取締役会長 城口洋平、代表取締役社長 有田 一平
- 設立
- 2015年4月
- 事業内容
- エネルギーマネジメント事業、エネルギーテック事業
- URL
- https://enechange.co.jp/
本件に関する報道関係のお問い合わせ先
- ENECHANGE株式会社
- 広報担当 中田
- pr_contact@enechange.co.jp