- プレスリリース
エネチェンジ、事業提携機会創出によるエネルギーテック領域の推進で脱炭素社会の早期実現を目指す
ENECHANGE(エネチェンジ)株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役CEO:城口洋平、代表取締役COO:有田一平)が、日本の脱炭素社会実現に必要なエネルギーテック領域の推進を目的に、2018年から取り組むエネルギーイノベーションプログラム「ENECHANGE INSIGHT VENTURES(エネチェンジ インサイト ベンチャーズ)」の2021年度スポンサー企業13社が決定しましたのでお知らせします。
2018年から2020年まで「Japan Energy Challenge」として運営してきた海外エネルギーベンチャーの調査・連携プログラムは、2021年度からはプログラム名称を「ENECHANGE INSIGHT VENTURES」(以下、EIV)に変更し、月額サブスクリプション型とすることで、より多くの事業者への利用拡大を目指していきます。
EIV2021の概要
2021年のEIVでは、日本の「2050年カーボンニュートラルに伴うグリーン成長戦略」分野に注目し、その分野において先端技術を持つ欧州・米国を中心とした各国でベンチャー企業の募集を開始しています。その後15社程度に絞り込み、エネチェンジグループならびにスポンサー企業とともに面談、協業議論を重ねていきます。毎月3社を紹介するスポンサー企業向けオンラインセミナーを開催すると同時に、当社独自の企業分析レポートをスポンサー企業へ提供していきます。1on1面談などを通じて交渉を行い、半年毎にEIV本大会を実施し、最優秀企業を採択していきます。
- 主催・運営
- ENECHANGE株式会社、SMAP ENERGY社(当社イギリス子会社)
- スポンサー企業
- ※協賛企業は2021年4月1時点の情報。五十音順。
- 【プロ スポンサー】(8社)
- ENEOS株式会社、KDDI株式会社、東北電力株式会社、日本ユニシス株式会社、パナソニック株式会社、三井住友海上火災保険株式会社、株式会社ミタデン、株式会社Looop
- 【ベーシックスポンサー】(5社)
- 大阪ガス株式会社、東邦ガス株式会社、北陸電力株式会社、株式会社ミライト、楽天エナジー株式会社
- 採択するベンチャー企業数
- 15社(予定)
- 技術分野
- ※9カテゴリーから15社の採択を予定しています。
- 1. 洋上風力(洋上風力に関連するO&Mを含めたソリューション)
2. 再生可能な燃料(水素や石炭火力の混焼に利用されるアンモニアなどを含めた再生可能な燃料に関するソリューション。水素に関しては、水素発電、FCトラック、水電解装置なども含む。)
3. 蓄電池、電気自動車(蓄電池を含めたエネルギー貯蔵に関するソリューション。自動車については、電動車の普及を加速するようなサービスや車の使い方を変革するようなプロダクトなどを含む。)
4. IT(ビッグデータやAI/ML、IoTなどを活用したソリューション。グリーンなデータセンターのためのソリューションも含む。)
5. 物流(スマート交通やグリーン物流に関するソリューション。電動化・自動化された交通やCO2排出の少ない輸送システムやサービスなどを含む。)
6. カーボンリサイクル(CCUSを含めた産業活動におけるカーボンリサイクルに関するソリューション。)
7. 住宅・オフィスビル(エネルギー・マネジメントを含めた住宅やオフィスビルに関するソリューション。EV・蓄電池、エアコン等の最適制御、アグリゲーターや配電事業者による新たなビジネス、ZEH・ZEB、次世代太陽電池も含む。)
8. サステイナビリティ(資源の循環などサスティナブルな地域コミュニティに関するソリューション。廃棄物発電・熱利用、バイオガス利用を含む。)
9. ライフスタイル(地域の脱炭素ビジネスを推進するソリューション。住まいや移動のトータルマネジメント、EVやバッテリーのシェアリング。評価とレポーティング・ツール。)
EIVの特徴
1. スポンサー企業との合同開催による海外・日本のエネルギーベンチャー企業との効率的な連携
日本を代表するエネルギーおよびエネルギー関連企業が合同開催することで、エネルギーベンチャー企業の情報収集、出資や事業提携などの交渉においても効率的かつ優位に進めることができます。海外のベンチャー企業にとっては、日本のエネルギー市場への進出は最有力チャネルの一つであり、EIV参加企業との提携を軸に日本での事業展開に繋げることができるため、多くの有望企業の参加が見込まれます。日本のベンチャー企業にとっても強固な顧客基盤もつ電力会社や大手企業との提携チャンスが見込まれます。
2. 個別交渉を原則とした事業提携マッチングイベント
エネルギーベンチャー企業の分析・提携交渉は、スポンサー各社単位での個別検討・個別交渉を原則としており、自社の事業展開を真剣に協議・検討できる機密性を確保しています。
3. ロンドンを拠点とした充実したサポート体制
SMAP ENERGY社があるロンドンを拠点に、欧州・日本のエネルギー市場に精通した専任コンサルタントを配置し、エネルギーベンチャーの企業分析から日本展開のための事業検討などを行い、参加企業各社をサポートします。充実したサポート体制によりビジネスマッチングの精度を高めます。
EIV代表 城口洋平のコメント(ENECHANGE株式会社 代表取締役CEO)
2018年から開始したプログラムも、2021年で4年目を迎えることができ大変嬉しく思っております。過去3年間の取り組みを通じて、海外のエネルギー分野における最新トレンドや、知見・人脈を蓄積できたと思っております。2020年は新型コロナウイルスの影響により、プログラムの全てをオンラインで開催することになりましたが、オンラインのメリットを活かし海外ベンチャー企業との交渉頻度を多く設けることができました。海外エネルギーベンチャー企業との事業化に関する具体的な取り組みも、水面下で進められており、確実に日本のエネルギー業界を一歩先に進めている手応えを感じております。
2021年もより多くの皆様にご参加いただける環境をつくることで、事業化などに向けた具体的なアクションに繋がることを期待しております。英国生まれの企業である弊社が持つ欧州のネットワークを活用し、日本のスポンサー企業の皆様と一緒に開拓していくことで、”エネルギーの未来をつくる”を体現すべく、時代の先端を行く取り組みを行ってまいります。EIV2021の今後の展開にも、是非ご期待ください。
ENECHANGE株式会社
ENECHANGE(エネチェンジ )は、「エネルギーの未来をつくる」をミッションに掲げ、脱炭素社会をデジタル技術で推進するエネルギーテック企業です。自由化・デジタル化・脱炭素化・分散化に分類される「エネルギーの4D」分野で、データ活用を軸としたサービス展開しています。当社のルーツは、自由化先進国のイギリス・ケンブリッジでの電力データ研究所にあり、現在もイギリスに子会社SMAP ENERGY LIMITEDを有し、エネルギーデータの解析技術とグローバルなネットワークを有することが特徴です。
名称 :ENECHANGE株式会社
所在地 :〒100-0004 東京都千代田区大手町2-6-2 日本ビル3階
URL :https://enechange.co.jp/
■報道関係のお問い合わせ先
ENECHANGE株式会社 広報担当:中田 都季子
Mail:pr@enechange.co.jp