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ENECHANGE、二酸化炭素を活用したエネルギーの長期貯蔵システムを開発しているイタリアの Energy Dome へ出資
ENECHANGE(エネチェンジ)株式会社 (本社:東京都中央区、代表取締役CEO:城口洋平)は、JAPAN ENERGYファンド(JEF)が運営するジャパンエナジーキャピタルによる脱炭素テックファンドを通じて、Energy Dome に出資しましたのでお知らせします。
イタリアの Energy Dome は二酸化炭素の状態変化を活用してエネルギーを長期間にわたり貯蔵することができる「CO2 Battery」を開発しています。このシステムは、気体を液化する際に発生する熱を貯めておき、液体を気化するときに使うというメカニズムを活用しています。効率よく最大24時間のエネルギー貯蔵を可能とすることで、大規模なエネルギーの管理と需要に合った電力供給を可能とします。今回のシリーズBの資金調達ラウンドでは、ENI Nextや Barclaysをはじめとする新規および既存の投資家からの投資も含まれています。
背景
日本政府は「グリーン成長戦略」*で2050年カーボンニュートラルを目指すことを掲げており、再生可能エネルギーやその他の揮発性エネルギー源の利用拡大によって二酸化炭素の排出量を減少させることがますます重要になってきます。再生可能エネルギーは季節や天候に左右される不安定なエネルギーのため電力の需給バランスを調整する必要がありますが、Energy Dome の「CO2 Battery」は、二酸化炭素を用いて再生可能エネルギーを貯蔵するシステムを用いて電力の需給バランスを保ち、エネルギーの長期貯蔵を可能にします。
*「2050年カーボンニュートラルに伴うグリーン成長戦略」https://www.meti.go.jp/policy/energy_environment/global_warming/ggs/index.html
Energy Domeの技術について
Energy Dome は、二酸化炭素の状態変化を活用してエネルギーを長期間にわたり貯蔵することができる「CO2 Battery」を開発しています。このシステムは、気体を液化する際に発生する熱を貯めておき、液体を気化するときに使うというメカニズムを活用しています。効率よく、最大24時間のエネルギー貯蔵を可能とすることで、大規模なエネルギーの管理と需要に合った電力供給を可能とします。「CO2 Battery」は二酸化炭素を使用することで常温で圧力をかけて凝縮し、液体として貯蔵するため、極度な低温を必要としません。また、二酸化炭素をドーム内で循環させる仕組みのため、大気中に二酸化炭素が放出されることもなく、クリーンな解決策として期待されています。
Energy Dome について
Energy Dome は、エネルギー貯蔵に革命を起こし、太陽光や風力発電を24時間365日配電可能にすることで、電力の脱炭素化を実現します。国内外で展開できるエネルギーの長期貯蔵を実現する「CO2 Battery」を開発。二酸化炭素の特性を活用し、効率的でかつコスト効率もよくエネルギーを貯蔵することができ、モジュール式で多様な環境において配置が可能です。「CO2 Battery」は、信頼性のある既存の供給網から安定的に調達できる既製部品を使用しています。継続的に大量の再生可能エネルギーを貯蔵できるため、今後のエネルギー転換を加速させる道筋を提案しています。
Energy Dome CEO, Claudio Spadacini 氏からのコメント
ENECHANGEとJAPAN ENERGYファンドが Energy Dome に出資してくださることを嬉しく思います。これは、当社の商用化可能な技術を日本のような主要なストレージ市場に拡大するための重要なマイルストーンとなります。このような戦略的パートナーシップにより、手頃な価格で、信頼性が高い、エネルギーの長期貯蔵のシステムの開発・普及が可能になり、広く再生可能エネルギーを配電可能にすることができます。「CO2 Battery」が日本で展開できるように、共に頑張りたいと思います。
ENECHANGE株式会社 代表取締役CEO 城口洋平からのコメント
Energy Domeに投資できることをうれしく思います。ENECHANGE Insight Venturesのプログラムを通じて初めてお会いしたとき、彼らが開発した技術は、長時間のエネルギー貯蔵を現実的なソリューションとして提供し、既製部品を活用することで、その実現が可能であることを明らかにしてくれました。「CO2 Battery」は、国内外のエネルギー転換を加速させるものであり、Energy Dome がより大きな成功を収めるために支援を行いたいと考えています。
脱炭素テックファンドの概要
ファンド名称 | Japan Energy Capital 2号ファンド(英名:Japan Energy Capital 2 L.P.)
通称:脱炭素テックファンド(JAPAN ENERGYファンド「JEF」) |
ファンド組成日 | 2021年9月30日 |
投資方式 | キャピタルコール方式 |
投資対象 | 脱炭素分野の海外エネルギーベンチャー企業 |
ファンド規模 | 50百万USドル規模 |
運用期間 | 2031年9月まで |
無限責任組合員 | Japan Energy Capital 合同会社 |
有限責任組合員
※2022年12月1日現在 |
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ENECHANGE株式会社
ENECHANGE(エネチェンジ )は、「エネルギーの未来をつくる」をミッションに掲げ、脱炭素社会をデジタル技術で推進する脱炭素テック企業です。2015年創業、2020年東証マザーズ(現 東証グロース)に上場(証券コード4169)し、「エネルギーの4D(自由化・デジタル化・脱炭素化・分散化)」分野でのSaaS事業を中心に急成長を実現しています。当社のルーツは、自由化先進国のイギリス・ケンブリッジでの電力データ研究所にあり、エネルギーデータの解析技術とグローバルなネットワークが特徴です。
名称 :ENECHANGE株式会社
所在地 :〒104-0031 東京都中央区京橋3−1−1 東京スクエアガーデンWeWork内14階
URL :https://enechange.co.jp
■報道関係のお問い合わせ先
ENECHANGE株式会社 広報
Mail:pr@enechange.co.jp
※本プレスリリースは、ENECHANGE株式会社、BIPROGY株式会社、東芝エネルギーシステムズ株式会社、三井住友信託銀行株式会社による投資運用業務の提供や特定の運用商品の勧誘を目的とするものではありません。ENECHANGE株式会社、BIPROGY株式会社、東芝エネルギーシステムズ株式会社、三井住友信託銀行株式会社は、本プレスリリースにより上記のファンド等について勧誘を行うものではありません。