- プレスリリース
ENECHANGE、EVユーザー向けメディア「EVsmart」や充電スポットアプリを提供するアユダンテのEVスマート事業を譲受
ENECHANGE(エネチェンジ)株式会社(本社:東京都中央区 代表取締役CEO:城口洋平、代表取締役COO:有田一平)は、アユダンテ株式会社(本社:東京都千代田区 代表者:安川洋)(以下、アユダンテ)のEVスマート事業を譲り受けることを目的とした事業譲渡契約を締結したことをお知らせします。EV業界最大規模サービスであるEV特化型メディア「EV smart」および充電スポット検索アプリの譲受により、ウェブメディアでの高品質な情報提供からアプリでの豊富な充電スポット情報の提供、およびEVの充電から課金までをシームレスなサービスとして提供可能となります。
事業譲渡の背景と目的
当社は、EV充電サービス事業において、電気自動車(EV)向けの充電設備の設置工事からEVユーザー向け課金アプリの提供、アフターサポートまでをオールインワンで提供するEV充電サービス「エネチェンジEVチャージ」を展開しています。当社のEV充電サービス事業は、目的地到着のために利用した電気の一部を継ぎ足して充電できる「目的地充電」に注目し、レジャー施設や商業施設などの目的地にEV充電器を設置することで、EVユーザーにとっての充電機会の拡大を図ることを目的としています。2027年までに最大300億円を投じ、EV充電器を国内で3万台設置することを目標に掲げ、全国にサービスを拡大しています。
一方、EVsmartは、EV業界のパイオニアであるアユダンテによって、EV黎明期の2014年より開発・運営されてきたサービスです。運営するメディアは月間100万PV、アプリは累計インストール数20万件※1以上を記録しており、提供するEV充電スポット情報においても全国18,000カ所以上をカバーしつつ約83,000件の口コミを掲載する等、業界最大規模にまで成長してきました※2。また中立的な立場から提供される高品質な情報サービスは、自動車メーカーを始めとした業界内での認知度も高く、高く評価されています。
EV業界の最大規模サービスであるEVsmartのメディア・アプリの譲受により、ウェブメディアでの高品質な情報提供からアプリでの豊富な充電スポット情報の提供、検索から充電・課金までのシームレスなサービスが提供できるようになることに加え、大手自動車メーカーとのアライアンス体制の継承により、当該体制を有する国内唯一のEV充電運営企業として、EV充電事業の競合優位性の確立を図ります。
当社EV充電事業と具体的な以下3つのシナジー効果を見込むことで、EVユーザーの利便性を向上し、EV充電インフラを提供する企業としてEVの更なる普及拡大を目指します。
- 国内最大規模のPV数を有するメディアの譲受によって、EV関連の主要キーワード1位表示率シェアが約52%※3へと拡大することで、自然流入での問い合わせ数が増えることによるEV充電器設置台数の増加が見込める
- 国内最大規模のインストール数を有するアプリの譲受により、当社の提供するアプリの累計インストール数が20万件以上に達することで、日本のEVユーザーの約90%以上※4が利用するサービスへと成長する中、当社の充電サービス課金機能をEVsmartアプリ内に導入することで、EVユーザーの課金機会が増大する
- EVsmartの充電スポットデータは大手自動車メーカーへもライセンス提供されており、日本のEV業界内でも正確性や情報量において優位性のあるものと捉えられているため、今後はEVsmartを通じて得られたデータを分析・活用し、自動車メーカーへのマーケティングデータとして提供するなど、更なる新サービスの基盤構築が図れる
※1 月間PVは2022年8月のEVsmart.netをはじめとするEVsmartサイトの合計値。アプリのダウンロード数は2022年9月のiOSとAndroidの合算値
※2 EVsmartウェブサイトより(2022年9月30日現在時点)
※3 Google検索により当社による調査を表示。設定した48件の主要キーワードに対して1位表示となっている件数を集計して算出(2022年9月16日時点)
※4 日本のEV・PHV(軽自動車含む)の2018年1月から2022年8月までの累計販売台数を分母とし、エネチェンジEVチャージとEVsmartの累計インストール数合算値を分子として算出