- プレスリリース
新しい電気の使い方を提案する「SMAP DRサービス」、Looopでんきと協業し 外出自粛要請で増える昼間の電気をお得に使える応援キャンペーンとして開始
ENECHANGE株式会社(本社:東京都千代田区 代表取締役会長兼CEO:城口洋平、代表取締役社長兼COO 有田一平)の子会社、SMAP ENERGY Ltd.(本社:英国ロンドン CEO:城口洋平)は、株式会社Looop(本社:東京都台東区 代表取締役社長 CEO 中村創一郎)と共同開発した電気使用のピークシフトを促す家庭向けデマンドレスポンスの仕組みを「LooopDR 在宅応援キャンペーン」として開始ししたことをお知らせします。
新型コロナウイルス感染拡大予防として全国で外出自粛要請が出る中、昼間の在宅時間や在宅人数が増え、家庭の電気代負担も高まっています。そうした電気代の負担を軽減することを目的としLooopでんきと取り組みます。
■緊急事態宣言発出前後の家庭の電気使用量の変化
4月7日に発出された緊急事態宣言前の平日4月2・3・6・7日を期間A、発出翌日以降の平日4月8・9・10日を期間Bと設定し、東京エリアのLooopでんき契約者の平均電気使用量を比較した結果、1日の電気使用量が54%増加していることがわかりました。増加量を東京電力従量電灯Bの料金プランに置き換えて試算した場合、1カ月で約3000円増えることになります。時間帯別で見ると、特に朝7時頃から夜8時頃の電気使用量に大きな変化があることから、外出自粛要請による学校の休校、働き方の変化等による在宅率の増加が起因していると考えられます。
■SMAP DRサービスをベースとした「在宅応援キャンペーン」の仕組み
SMAP DRサービスは、30分ごとの電力データを計測できるスマートメーターデータ活用したピークシフトを促す家庭向けデマンドレスポンス(DR)サービスで、消費者の使用量変化をランキング形式で表示し、ランキングに応じたインセンティブの付与や、シフト量に応じてポイントやギフト券で還元するゲーミフィケーションを活用した消費者参加型の新しいサービスです。Looopでんきと取り組む本キャンペーでは、太陽光発電量の増加により、供給過多となる日中の時間帯へ電気利用のシフトを促し、シフト量に応じてLooopでんきの電気料金単価※の40%相当をギフト券で還元します。参加者を増やすことで、自然エネルギーを無駄なく使い、発電量(供給)と使用量(需要)のバランスを保つ一助になることを目指します。
※Looopでんき東京電力エリアの料金単価は26.4円/kWh
■デマンドレスポンス(DR)とは
デマンドレスポンスには、上げDRと下げDRが存在します。上げDRとは、太陽光発電など再生可能エネルギーの発電量が高まるが、エアコンなどの利用が減り、電気の需要が減る春や秋の日中などに需要を増やす行動を言います。電力供給量が過多になると「出力抑制」が発動されます。反対に夏季・冬季の夕方など、エアコンや照明の点灯により一気に電気の需要が高まり、需要が発電量を上回ると予測される時間帯に需要を減らす行動を下げDRと言います。電力需要の過多が予想される場合は、「節電要請」が発動されます。電気の使用に行動変容を促す取り組みは、2017年から実証実験としてLooopでんきと取り組んでいます。
ENECHANGE株式会社とは
ENECHANGE(エネチェンジ )は、「エネルギーの未来をつくる」をミッションに掲げ、自由化・デジタル化・脱炭素化・分散化に分類される「エネルギーの4D」分野で、データ活用を軸としたサービス展開するエネルギーテック企業です。当社のルーツは、自由化先進国のイギリス・ケンブリッジでの電力データ研究所にあり、現在もイギリスに子会社SMAP ENERGY LIMITEDを有し、エネルギーデータの解析技術とグローバルなネットワークを有することが特徴です。
■本件に関する報道関係のお問い合わせ先
- ENECHANGE株式会社
- 広報担当 中田
- pr_contact@enechange.co.jp