エネルギーイノベーションプログラム「Japan Energy Challenge」とは
- JEC
世界中で「エネルギー革命」が進展する中、業界に変化を促す4つの大きな潮流があります。ENECHANGEではそれを「4つのD」で整理すると同時に、これを事業領域に定めています。1つめのD「Deregulation 自由化」、2つめのD「Digitalisation デジタル化」領域に加えて、3つめのDである「Decentralisation(分散化)」分野における事業機会を見つけるべく、実施したのがエネルギーイノベーションプログラム「Japan Energy Challenge」です。
成長機会を求める欧州ベンチャーとの機会創出
Japan Energy Challenge(以下、JEC)は、日本のエネルギー企業と先行する欧州のスタートアップを繋ぐ国境を超えたプログラムです。
自由化先進国である欧州ではすでにデジタル化、再生可能エネルギーや電気自動車の普及、それに伴う制度設計は先行していて、様々な新規サービスを提供する企業が誕生しています。一方、事業課題として、もう一段階成長できる新規市場での展開など成長機会の検討期にあるのが現状です。
日本のエネルギー市場はどうでしょう。国策として再生可能エネルギーの普及拡大が進み、自由化後は、スマートメーターの設置も進み、スイッチング率も比較的順調に推移してはいるものの、大手電力会社の価格攻勢もあり価格競争が自由化の主流となっています。今後、新規顧客獲得や既存顧客の囲い込みには、価格競争ではない付加価値をもった新規サービスの提供などによる差別化が求められています。
JECが提供する価値
日本のスポンサー企業には、欧州スタートアップが持つ技術やサービスへのアクセスを提供するとともに、欧州スタートアップには、日本市場において信頼性が高く、多数の顧客を持つエネルギー企業とのコネクションの場をご提供いたします。
欧州エネルギーベンチャーとのネットワーク
英・ロンドンに本社を置き、スマートメーターから取得できる電力データの解析サービス“SMAP (Smart-Meter Analytics Platform)”を電力会社向けに事業を展開するSMAP ENERGY社が主体となり、JECプログラムを運営しています。SMAP ENERGY社は、欧州・中東・日本での事業を展開するとともに、スタートアップとして様々なベンチャーサポートプログラムに参加し、賞を受賞しています。募集企業側として得たノウハウや欧州スタートアップとのネットワーク、今注目されている分野とそこで採択されているスタートアップを知っているからこそのプログラム構成と募集する企業のモチベーションを最大限に引き出すノウハウでプログラムをサポートいたします。
高いマッチング確度
スポンサー企業の皆様には、スタートアップの募集・選考段階からご参加いただきます。欧州スタートアップ各社とは事前に機密保持契約を締結し、より詳細な事業紹介や事業計画をご提供いたします。それにより、事前に事業の整合性を分析していただくことができるため、JEC本番におけるマッチング確度を向上が実現できます。
日英のエネルギーコンサルタントによるサポート
ロンドン・東京オフィスに、エネルギーコンサルタントを複数名配置し、様々な分析や提携支援をさせていただきます。また、スタートアップ側とも密なコミュニケーションを通じて、日本市場の重要性や仕組みなどを事前にレクチャーし、日本での事業展開への意欲を高めます。また、事前・事後の分析・協業提案などもサポートいたします。
JEC2018サマリー
スポンサー企業には、共催であるサミットエナジーをはじめ、東京ガス・JXTGエネルギー・Looop・ネクストエナジーアンドリソースと、日本を代表するエネルギー企業にご参加いただきました。
スタートアップの選考プロセス
2018年1月から欧州で募集を開始したところ、62社の応募がありました。その中から日本での事業可能性が高いなどからスタートアップ10社を採択。7月には英・ロンドンで全社が集結し、事業提案等を行うプレゼンテーション大会とスポンサー企業との1対1のミーティングにより、最終的に優秀企業2社を決定いたしました。そして9月、2社を日本へ招待し次の展開に向けて取り組みを進めて参ります。
◎Japan Energy Challenge2018のサマリー動画はこちらからご覧いただけます。
※音が出るのでご注意ください。
Japan Energy Challenge 2019も始動を開始しております。
ご興味をお持ちの方は、下記までお問い合わせください。
SMAP ENERGY事業部
Tel:03ー6774ー6601
Mail:info@japanenergychallenge.com